サイエンスアクアについて
サイエンスアクアとは?
サイエンスアクアは、髪の内部にまで栄養分を行き渡らせるトリートメント。その特徴を一言で言うと、「キューティクルを開けて」「栄養を浸透させて」「蓋をする」です。
髪の毛の表面は、キューティクルという薄い膜で覆われています。キューティクルは、たとえるならウロコのようなもの。健康な髪のキューティクルは、ぴったり隙間なく重なっています。
髪の毛にアルカリ電解水をかけると、キューティクルが柔らかくなり隙間が開いてきます。そこにトリートメント剤を塗ると、キューティクルの隙間から栄養分が髪の内部まで浸透していくのです。
栄養が髪全体に行き渡ったら、弱酸性トリートメントでキューティクルを元どおり引き締めます。せっかく補給した栄養分が流れ出ないよう、引き締まったキューティクルが蓋の役割を果たすのです。
アルカリ電解水といっても、キューティクルだけに働きかけるよう調整されているので、髪を傷つける心配はありません。アルカリ性と弱酸性という液体の性質を利用していることから、「科学の水」という意味のサイエンスアクアと呼ばれています。
サイエンスアクアで解消される悩み、得られる効果は?
・髪に栄養が行き渡り、しっとりと柔らかい質感になる
・ダメージによるパサつきやうねりが収まる
・キューティクルが整えられ、髪にツヤが出る
・一般的なトリートメントより、効果が長続きする
サイエンスアクアを行うと、キューティクルが引き締まるので、見た目にもツヤが出ます。ダメージによるパサつきやうねりも収まり、しっとりとした柔らかい質感の髪になります。
サイエンスアクアは、一般的なトリートメントよりも効果が長続きします。それだけではなく、1回目よりも2回目、2回目よりも3回目と施術を繰り返すほど、髪の状態が安定して持続期間が長くなるという特長もあります。
通常のトリートメントと何が違うの?
一般的なトリートメントは、髪表面のキューティクルを整える効果しかありません。傷んだ髪は、内部の栄養分が失われて、痩せ細ってしまった状態。表面だけキレイに整えても、その効果はすぐに失われてしまいます。
サイエンスアクアは、キューティクルを整えるだけでなく、髪の内部まで栄養分を染み渡らせます。失った栄養分が補われるので、一般的なトリートメントよりも効果が長持ちするのです。
サイエンスアクアにもデメリットがある?
・施術に時間がかかる
・美容師の知識や技術によって、仕上がりに差が出やすい
・髪のダメージが少ない人ほど、効果を感じにくい
・パーマがかかりにくくなる場合がある
サイエンスアクアは髪の内部にまで栄養を染み渡らせるため、1回の施術には約90分かかります。髪質やダメージの度合いによって、栄養が行き渡ったかどうか見極めつつ行う必要があるので、美容師によって仕上がりに差が出てしまうことも。
髪のダメージが少ない場合は、サイエンスアクアの効果を感じられないこともあるでしょう。また、サイエンスアクアで髪質が柔らかくなり、パーマがかかりにくくなってしまうといったケースもあります。
サイエンスアクアが向いている人・向いていない人は?
《サイエンスアクアが向いている人》
・髪が傷んでパサつきや広がりが出てしまった人
・加齢やダメージで、髪にツヤがなくなってしまった人
《サイエンスアクアが向いていない人》
・髪のダメージが少ない人
・しっかりとパーマをかけたい人
・細く柔らかい髪質の人
サイエンスアクアが向いているのは、髪の傷みによるパサつきや広がりにお悩みの人だけではありません。加齢によって髪が痩せ細ってきた人にも、オススメのトリートメントです。
ただ、サイエンスアクアを行うとしっとりした柔らかな髪質になるので、元からしっとり系の髪質の人だと、ベタついた感じの仕上がりになってしまうこともあります。
まとめ
サイエンスアクアは、髪表面のキューティクルを開き、髪の内部にまで栄養分を染み渡らせます。さらに、染み渡った栄養分を逃さないよう、最後にキューティクルを引き締めて蓋をします。キューティクルを整えるだけのトリートメントから、一歩進んだ施術と言っていいでしょう
施術に時間はかかりますが、何回も繰り返すことで効果が持続する期間も長くなります。ダメージによる髪のパサつきやうねりにお悩みの人だけでなく、加齢で髪が痩せ細ってツヤが失われてきた人にもオススメです。
ただ、美容師の腕によって仕上がりに差が出てしまうことがあるので、サイエンスアクアを熟知した美容師のいるサロンで施術を受けましょう。