水素トリートメントについて
水素トリートメントとは
水素トリートメントは、ダメージや老化の原因となる活性酸素を取り除く施術。そのポイントは「引き算のアプローチ」です。
髪の内部には、細胞を酸化させてダメージを与える活性酸素が含まれています。活性酸素には、体に細菌が入らないよう防ぐ働きがありますが、活性酸素の量が増えすぎると健康な細胞まで傷つけてしまうのです。
活性酸素は、ストレスや紫外線、パーマ、カラーリングなどで増えていきます。どんなに丁寧にシャンプーをしても、髪内部の活性酸素を洗い流すことはできません。
ところがその髪に水素を含んだトリートメント剤を髪に塗布すると、水素が髪の内部に浸透していきます。水素の分子はとても小さいので、髪表面のキューティクルを通り抜けて内側に入り込むことができるのです。
そこにアイロンで熱を加えると、髪内部の活性酸素と水素が結びついて化学反応を起こし、ただの水に変化します。その結果、余分な活性酸素を減らせるだけでなく、髪がしっとり潤うというダブル効果も。
つまり水素トリートメントは、髪をデトックスする「引き算のアプローチ」で健康な髪質に近づけると同時に、ヘアケアもできてしまう施術なのです。
水素トリートメントで解消される悩み、得られる効果は?
・髪が潤い、ツヤが出る
・ダメージによるパサつきやうねりが収まる
・髪にハリとコシが出る
・髪のアンチエイジングになる
水素トリートメントは、ダメージの原因となっている活性酸素を、化学反応で無害な水に変えてしまいます。そのため髪がたっぷりと潤い、パサつきやうねりのない、ハリとコシのあるツヤ髪にになるのです。
活性酸素はダメージだけでなく、老化の原因でもあります。その活性酸素が消えることで、髪のアンチエイジングにもつながります。
一般的なトリートメントとの違い
一般的なトリートメントは、髪表面のキューティクルを整える効果しかありません。サロントリートメントの中には髪の内部まで浸透するものもありますが、ダメージの原因に働きかけることはできません。
水素トリートメントは、髪の内部に潜んでいるダメージの原因、活性酸素に直接アプローチします。ダメージの原因が取り除かれるので、健康な髪質が取り戻せます。
水素トリートメントにもデメリットがある?
・美容師の知識や技術によって、仕上がりに差が出やすい
・ダメージの度合いによっては、定期的に施術する必要がある
・髪のダメージが少ない人は、効果を感じにくい
・薬剤の臭いが気になる場合がある
水素トリートメントは、活性酸素と水素を結びつけて化学変化を起こす難しい施術です。そのため、美容師によって仕上がりに差が出てしまうことがあります。
ダメージがひどい場合は、1回の施術ではデトックスしきれません。3ヶ月間で3~5回程度、定期的に施術する必要があります。
反対にダメージの少ない人は、施術を繰り返しても効果が感じられないことがあります。ダメージ由来ではないパサつきや広がりに悩んでいる場合は、水素トリートメント以外の施術を選びましょう。
水素トリートメントが向いている人、向いていない人は?
《水素トリートメントが向いている人》
・髪のダメージによるパサつきや広がりに悩んでいる人
・髪が傷んでハリやコシがなくなってしまった人
・老化による髪の衰えが気になる人
《水素トリートメントが向いていない人》
・髪のダメージが少ない人
・臭いに敏感な人
水素トリートメントが向いているのは、髪が傷んでハリ・コシ・ツヤが失われてしまった人や、パサつきや広がりにお悩みの人です。またアンチエイジングにもつながるので、老化による髪の衰えを気にしている人にもオススメです。
ただ髪のダメージが少ない人は、効果が感じられないことがあります。薬剤によっては独特の香りもあるので、臭いが気になる人にもあまりオススメできません。
まとめ
水素トリートメントは、ダメージヘアや老化の原因となる活性酸素を、ただの水に化学変化させます。「引き算のアプローチ」でデトックスをするだけでなく、アンチエイジングにもつながります。
活性酸素が水に変化することで、しっとり潤いのある髪になるという効果も見逃せません。ダメージによる髪のパサつきやうねりにお悩みの人だけでなく、髪の老化が気になるという人にもオススメです。
ただ、完璧にデトックスをするには定期的な施術が必要です。また、美容師の腕によって仕上がりに差が出てしまうことがあるので、施術例の多いサロンを選びましょう。